橋本鮮魚がスタートしたのは、今から約55年前。僕の祖母・きみちゃんが、高知で仕入れたマグロをリアカーで売り歩いたのがはじまりでした。当時は、高速道路がない時代。細くて・ガタガタの道を往復し、新鮮なマグロを手に入れていたきみちゃん。女手ひとつで二人姉妹を育てるために、体を張って仕事をしていました。
- ホーム
- 橋本鮮魚とは
先代きみちゃんから続く橋本鮮魚の魅力は
鮮度の良さと、人の良さ。
きみちゃんの口癖は「財産は人や」。明るく元気なきみちゃんにはファンが多く、みんなきみちゃんと話をしたがりました。今でも、「きみちゃん元気?」とのぞいてくれるお客様も多いです。また、「商売は元にあり。商売の基本は仕入れ。」もきみちゃんの口癖でした。根っからの商売人で、いい商品をいかに安く手に入れ、なるべく安くお客様に売ることを常に考えているような人でした。
きみちゃんの想いは、二代目、三代目へ・・・
受け継がれ、進化していく橋本鮮魚
ずっと元気いっぱいで働いてきたきみちゃんも、年齢には勝てません。体調を崩してしまい、当時、東京に住んでいた両親が宇和町に帰ることに。当時、代表が1歳の頃の出来事でした。
両親が店頭に立つようになってからも、店は常ににぎわっていました。365日働きっぱなしで、両親が家にいないのは当たり前。いるのは盆と正月ぐらい。忙しい両親に変わって代表を育ててくれたのは、きみちゃんです。朝ごはん、お弁当、夜ご飯のお世話をしてくれました。
ずっと働く両親の背中を見て育ったからでしょうか。自然と魚の仕事をしたいと思うようになり、東京の寿司屋へ。それからしばらくした頃、父から「店を手伝って欲しい」と連絡を受け、宇和町に戻ってくることになりました。父は別の店を経営、祖母は明浜でコロッケをつくり、僕は橋本鮮魚を守っています。家族みんなで、きみちゃんのルーツを守りながらも、新しいことにチャレンジしていく橋本鮮魚。これからの未来にもご期待ください。